2010年3月18日木曜日

丹沢にて



神奈川県の自然環境保全センターの県民協働登山道補修等技術研修会に参加してきました。今回は山のトイレがテーマと言うことで、神奈川県の担当者の方と一緒に山のトイレ問題についてお話をさせていただきました。参加者の方々も熱心で、私も大変勉強になりました。

会の前日には、鍋割山に上り、春を迎えつつある丹沢の山をちょっぴり楽しみ、山頂の公衆トイレを見せていただきました。大変きれいに管理されており、トイレは設置後の管理やメンテナンスが重要だと再認識しました。処理水が凍らないように山荘管理人の草野さんがこまめにストーブで加温されているということでした。頭が下がります。

さらに北海道の山小屋では考えられない食事のサービス、そのボリュームにもびっくりでした。残念ながら名物鍋焼きうどんは食べられませんでしたが、それは次の丹沢登山の際にとっておこうと思います。

また、2日間、かながわパークレンジャーの方々が一緒に歩いてくださって、いろいろなお話をうかがいました。週4日勤務で登山道のパトロールや自然情報の収集、発信などをされています。最近、どこの公園でもそうですが、こういった方々がこまめに現地の最新の情報を収集・発信したり、地域の方々と行政の担当者のつなぎ役になったりと大活躍です。丹沢では自然公園指導員の方々が登山道の補修も行っているそうです。山は大変きれいに、そして歩きやすく整備されていました。北海道からはうらやましい状況です。国立公園のアクティブレンジャーも各地で活躍してますね。ただ、こういった非常勤の方々やボランティアの方々に多くを頼っている現状は、決して正常な状態ではなく、きちんと自然保護制度や行政の取り組みの中に位置づけていかなければならないと思います。