自然公園から都市公園まで。利用者目線で行っている研究に関係するイベントやニュース,事例などをお知らせしています。国立公園,登山道,トイレ,高山植物,モニタリング,生物多様性,公園管理,都市計画,子どもの外遊びなどなど。
2011年9月22日木曜日
フィンランドのドライトイレ
フィンランドの国立公園や、ハイキングエリアには、主要な地点に、たき火のための施設、簡易な山小屋や避難小屋とあわせて、トイレが設置されています。そのトイレは、寒冷地と言うこともあるでしょうが、非常に簡易なコンポストトイレで、天然の泥炭からつくられた腐葉土のようなものが便槽に入れてあり、便器の横に袋がおいてあり、用を足した後にそれを振りかけるように利用者にお願いしてありました。Dry toiletと現地の人は読んでいました。特に攪拌などはせずに、小さな移動できるコンテナにため込み、一杯になると交換して回収しているようです。余分な水分は抜けるような構造になっていました。写真は北極圏のすぐ下で、ロシアの国境とも接しているオーランカ国立公園で撮影しました。
2011年8月26日金曜日
エコツーリズムに関する本ができました
エコツーリズムに関する本の執筆に係わりました。自然環境への影響とモニタリング、現場のマネジメント、法制度などの部分を分担して執筆しました。日本交通公社のみなさんとかかわった沖縄県のプロジェクトの概要も紹介されています。
以下、内容の紹介です。

<編著者紹介>
【編著者】
敷田麻実:オーストラリアジェイムズクック大学大学院修了、Graduate Diploma of Science
森重昌之:北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士後期課程修了、博士(観光学)
以下、内容の紹介です。
エコツーリズムの推進か自然環境保全か、エコツーリズムによる自然環境の賢明な利用とは何かに悩む現場担当者に向けた、現場必携の指南書!
国内各地のエコツーリズムの現場で役立つように、エコツアーによる自然環境への影響を整理したうえで、自然環境・地域社会を活用しながら保全も進める「共生型のエコツーリズム」とその具体例を紹介し、エコツーリズムによる地域の自然環境の価値ある活用をデザインするための「戦略」を解説。
<目 次>
第1章 地域資源を活用するエコツーリズム
1.1 知床エコツアー体験
1.2 エコツアーからエコツーリズムへ
1.3 エコツーリズムにおける資源利用とその課題
第2章 エコツアーと地域資源の保全
2.1 エコツアーによる自然環境への影響とモニタリング
2.2 エコツアーによる社会・経済への影響とモニタリング
2.3 自然観光資源の現場のマネジメント
2.4 エコツアーガイドの役割
2.5 エコツアーガイドの実際
第3章 エコツーリズムと地域資源マネジメント
3.1 エコツアーから自然環境のマネジメントへ
3.2 エコツーリズムによるマネジメント
3.3 エコツーリズムと法制度
第4章 <事例>地域資源の保全と利用の実際
4.1 原生自然におけるエコツーリズム――知床(北海道)
4.2 コウノトリ・ツーリズム――豊岡(兵庫県)
4.3 狩猟と共存するエコツーリズム――片野鴨池(石川県)
4.4 海洋型エコツーリズム――九十九島(長崎県)
4.5 エコツーリズム対象地の評価――沖縄県
第5章 エコツーリズムによる地域資源の保全と利用の戦略
<編著者紹介>
【編著者】
敷田麻実:オーストラリアジェイムズクック大学大学院修了、Graduate Diploma of Science
金沢大学大学院社会環境科学研究科博士課程修了、博士(学術)
野生生物保護学会前会長
現 在:北海道大学観光高等研究センター教授
森重昌之:北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士後期課程修了、博士(観光学)
現 在:阪南大学国際観光学部専任講師
【著 者】
愛甲哲也:北海道大学大学院農学研究院准教授
【著 者】
愛甲哲也:北海道大学大学院農学研究院准教授
菊地直樹:兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師/兵庫県立コウノトリの郷公園研究員
庄子 康:北海道大学大学院農学研究院准教授
寺崎竜雄:財団法人日本交通公社観光調査部長
寺山 元:公益財団法人知床財団普及研修係長
西村千尋:長崎県立大学経済学部教授
日高哲二:ポロト案内舎エコツアーガイド
2011年8月23日火曜日
2011 全道一斉 山のトイレデー(実施案内)
~北海道の山をいつまでも楽しむために~
2011 全道一斉 山のトイレデー(実施案内)
さあ、あなたもきれいな山のために勇気ある一歩を!
夏山登山最盛期を迎える中、愛好者の皆さんも毎週どこかの山へ沢へと出かけていることは同慶の至りです。先達ても幌尻岳への額平川で本州の方がお亡くなりになったのは記憶に新しいところです。自戒を込めて事故のないことを切に祈るものです。
この活動を始めて12年になります。長く続いていることは一見いいことですが、反面それが必要な現実がまだあるということです。夏に集中する北海道の山では、休憩場所や水場の横にはまだトレイ紙の残置が見られ、悲しい思いに駆られるのは誰もが同じでしょう。見て見ぬ振りをするのは簡単ですが、一歩踏み出すことで山の環境は驚くほどに快適になるものです。多くの皆さんがこの活動に賛同し、そして参加していただくことで自然の素晴らしさを共に享受したいものです。 (代表・岩村和彦)
●実施日
2011年9月18日(日)
(別な日でも構いません)
●場所 全道の主要登山口
(ご自身の活動しやすい場所をご自由に選んでください)
●当日の活動内容
・会の幟を立てる
・マナー袋やマナーガイドの配布
・トイレ紙、ゴミの回収など
●問い合わせ・申し込み先
山のトイレを考える会事務局 060-8589 札幌市北区北9西9
北大農学研究院(愛甲)
TEL&FAX:011-706-2452 メール: tetsu@res.agr.hokudai.ac.jp
●申込方法
1.お名前、ご住所、電話番号、メールアドレス、活動場所、配布予定数、活動人数、所属団体、活動予定日/時刻、資材の送付先などを、9月5日までに、できるだけメールでお申し込みください。
2.申込後にご連絡さしあげ、活動箇所などについて確認し、必要な機材を送ります。
《主催:山のトイレを考える会》 http://www.yamatoilet.jp
2011年7月16日土曜日
美瑛富士避難小屋
本日、美瑛富士避難小屋周辺の清掃に行ってきました。
小雨が降っていましたが、前日からかなり雨が降っていたようで、登山道はほとんど川のようになっていました。途中の雪渓には例年より多く雪が残っていました。白金温泉から登って、避難小屋手前のいつもよくすべるあたりには、昨年から美瑛山岳会で木道を整備されており、大変歩きやすくなっていました。

小屋の周辺には、トイレ紙が3カ所、ウェットティッシュ1カ所もありました。ゴミは少なかったです。小型の買い物袋一つ分くらい、小屋の中のゴミと放置されていた2Lのペットボトル一つを回収してきました。
はっきりしていない小屋の利用者数を記録するためのノートを、新しいものに交換してきました。小屋の内部は、屋根の内側の板が少し痛んできており、壁にかびも多少あります。入り口横のガラスにひびが入っていました。これらの状況は、地元山岳会の方に報告済みです。
小雨が降っていましたが、前日からかなり雨が降っていたようで、登山道はほとんど川のようになっていました。途中の雪渓には例年より多く雪が残っていました。白金温泉から登って、避難小屋手前のいつもよくすべるあたりには、昨年から美瑛山岳会で木道を整備されており、大変歩きやすくなっていました。
小屋の周辺には、トイレ紙が3カ所、ウェットティッシュ1カ所もありました。ゴミは少なかったです。小型の買い物袋一つ分くらい、小屋の中のゴミと放置されていた2Lのペットボトル一つを回収してきました。
はっきりしていない小屋の利用者数を記録するためのノートを、新しいものに交換してきました。小屋の内部は、屋根の内側の板が少し痛んできており、壁にかびも多少あります。入り口横のガラスにひびが入っていました。これらの状況は、地元山岳会の方に報告済みです。
2011年7月13日水曜日
8/5「環境と社会」研究会第3回のご案内(山田伸一「明治期初期北海道のシカ猟規制」)【転載歓迎】
みなさま
「環境と社会」研究会のご案内をさせていただきます。
今回は、近頃『近代北海道とアイヌ民族:狩猟規制と土地問題』(北海道大学出版会)を上梓された山田伸一さんに明治期におけるシカ猟規制とアイヌ民族のかかわりについて報告していただきます。
ぜひ、お誘い合わせの上、ご参加ください。
(申し込み不要です)
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
「環境と社会」研究会第3回
8月5日(金)18:00~20:00
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)3階308教室
報告者:山田伸一(北海道開拓記念館学芸員)
報告題目:明治期初期北海道のシカ猟規制
報告概要:明治の初め、北海道開拓のために置かれた役所である開拓使は、お雇い外国人の意見を参考にして、シカ猟の管理に乗り出します。管理制度の導入からそれが失敗に終わるまでを、アイヌ民族との関わりに焦点を当ててたどります。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
(研究会のあと懇親会も予定しています)
山田伸一さんは1968年秋田市生まれ。1992年京都大学文学部卒業。1995年北海道大学大学院文学研究科修士課程(日本史)修了。1996年より北海道開拓記念館に学芸員として勤務。主著に『近代北海道とアイヌ民族:狩猟規制と土地問題』(北海道大学出版会、2011年)『アイヌ民族近代の記録』(小川正人との共編、草風館、1998年)など。
問い合わせは、私でもよいですし、下記の宮内先生まで。
---------------
宮内泰介
北海道大学大学院文学研究科 地域システム科学講座
060-0810 北海道札幌市北区北10条西7丁目
tel&fax: 011-706-4150
miyauchi@let.hokudai.ac.jp
http://miya.let.hokudai.ac.jp/
「環境と社会」研究会のご案内をさせていただきます。
今回は、近頃『近代北海道とアイヌ民族:狩猟規制と土地問題』(北海道大学出版会)を上梓された山田伸一さんに明治期におけるシカ猟規制とアイヌ民族のかかわりについて報告していただきます。
ぜひ、お誘い合わせの上、ご参加ください。
(申し込み不要です)
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「環境と社会」研究会第3回
8月5日(金)18:00~20:00
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)3階308教室
報告者:山田伸一(北海道開拓記念館学芸員)
報告題目:明治期初期北海道のシカ猟規制
報告概要:明治の初め、北海道開拓のために置かれた役所である開拓使は、お雇い外国人の意見を参考にして、シカ猟の管理に乗り出します。管理制度の導入からそれが失敗に終わるまでを、アイヌ民族との関わりに焦点を当ててたどります。
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(研究会のあと懇親会も予定しています)
山田伸一さんは1968年秋田市生まれ。1992年京都大学文学部卒業。1995年北海道大学大学院文学研究科修士課程(日本史)修了。1996年より北海道開拓記念館に学芸員として勤務。主著に『近代北海道とアイヌ民族:狩猟規制と土地問題』(北海道大学出版会、2011年)『アイヌ民族近代の記録』(小川正人との共編、草風館、1998年)など。
問い合わせは、私でもよいですし、下記の宮内先生まで。
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宮内泰介
北海道大学大学院文学研究科 地域システム科学講座
060-0810 北海道札幌市北区北10条西7丁目
tel&fax: 011-706-4150
miyauchi@let.hokudai.ac.jp
http://miya.let.hokudai.ac.jp/
2011年7月12日火曜日
黒岳トイレのオガクズ交換
昨日、上川総合振興局および関係者のみなさまと一緒に、黒岳トイレのオガクズ交換に同行させていただきました。オガクズバイオトイレの容量の不足、電力の不足によって、オガクズがべちゃべちゃになり、分解がうまくすすんでおらず、当初の想定を超えるオガクズの交換を強いられ、コスト的にも、労力面でも、関係者が大変苦労されているトイレです。
約12人で3時間ほどの作業でした。便座をとりはずし、処理槽を攪拌するペダルを踏みながら、便槽のなかのオガクズを2重にした袋にくみ出していきます。袋は最終的に3重にして、トイレの後ろに堆積し、シーズン終了時にヘリで搬出するそうです。黒岳トイレには4つの便槽があり、一つから10袋弱(一袋約15kg)でした。まだ連休前であったことなどから、今回はオガクズがそれほどべちゃべちゃになっていなかったのでくみ取りも楽で、量も思ったより少なかったと言われてました。まだ電気は接続する前でしたので、やはり容量の問題なのでしょうか?
今年は、トイレで大小どちらを使ったかの記録や、便槽内の温度の計測、オガクズの湿り具合のチェック、登山者の使用状況や今後の対策に関する意識調査などが予定されています。みなさまも、黒岳に寄られた際には、是非ご協力ください。
中腰で、湿ったオガクズを、においに苦しみながらくみ取り、袋詰めして、運んで。かなりの重労働です。なんとか、改善していきたいものです。
2011年7月6日水曜日
第2回地域指定制自然公園の有効性・課題検証国内専門家会合開催のお知らせ
標記の会合が昨年につづき、開催されます。私は2日目に大雪山の事例を報告する予定です。関係者が集まってつくった登山道の管理水準、ROS ( Recreation Opportunity Spectrum)を下敷きに、登山道の周辺環境や立地、利用の在り方から、整備の方向性を区分したその手法は、注目を集めました。が、その後の運用はいかに。。。
会合全体の詳しい内容は、WCPA-J(世界保護地域委員会日本委員会)のHPをご覧ください。
日程:7月23日(土)~24日(日)
場所:東京農工大学府中キャンパス 大学院連合農学研究科棟4階第2会議室
お申込方法:7月18日(月)までに事務局橋本さんへ(mhashimoto@aiu.ac.jp)
会合全体の詳しい内容は、WCPA-J(世界保護地域委員会日本委員会)のHPをご覧ください。
日程:7月23日(土)~24日(日)
場所:東京農工大学府中キャンパス 大学院連合農学研究科棟4階第2会議室
お申込方法:7月18日(月)までに事務局橋本さんへ(mhashimoto@aiu.ac.jp)
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