2013年12月5日木曜日

ワークショップー野生動物への餌付けを考える

北海道では今年の3月に「北海道生物の多様性の保全等に関する条例」という条例が制定され、餌付け行為に関する項目が盛り込まれました。
北海道環境生活部の担当者や学外の話題提供者を招いて、下記のワークショップを開催します。関心のある方のご参加をお待ち申し上げます。

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ワークショップ 野生動物への餌付けを考える
〜なにが問題か、なにを考慮すべきか〜

野生動物への餌付けについては様々な見解があり、その是非を判断するのは難しいが、なかには人間社会や生態系への影響が危惧される行きすぎた行為もある。過度な餌付けを介した野生動物との接触が、自然環境についての正しい理解や適切な保全策の妨げともなりうる。そうした懸念から、北海道が今年3月に制定した「北海道生物の多様性の保全等に関する条例」では、生態系に悪影響を与えるような行為を「指定餌付け行為」として規制することが盛り込まれた。しかしながら、様々な餌付け行為の中でどのような状況を問題視し、どう規制を検討していくのか、議論や情報収集はまだ不十分である。本ワークショップでは、道内のいくつかの餌付け事情を紹介いただき、諸々の行為によってどういった影響が想定されるのか、条例の適用も含めてどのように対処すべきかを考える。野生動物とのよりよい関係構築を目指した議論を行いたい。

日時:平成25年12月20日(金)15:30-19:00
会場:農学部大講堂(4階)

定員:120名

タイムテーブル:
15:00 開場
15:30 開会
15:30-15:45
 「配慮が必要な野生動物への餌付けとは:ワークショップの趣旨説明」
  長谷川理(エコ・ネットワーク)
15:45-16:15
 「条例による餌付け行為の規制について」
  冨樫崇(北海道環境生活部環境局生物多様性保全課)
16:15-16:45
 「ヒグマ餌付けの危険性:Fed bear is dead bear」
  間野勉((地独)北海道立総合研究機構 環境・地質研究本部)
(16:45-16:50 休憩)
16:50-17:20
 「シマフクロウへの餌付けの是非 〜国も給餌をしているけれど〜」
  早矢仕有子(札幌大学地域共創学群)
17:20-17:50
 「水鳥への餌付けと鳥インフルエンザ対策の影響」
  牛山克巳(宮島沼水鳥・湿地センター)
17:50-18:20
 「都市での餌付けと市民の意識」
  愛甲哲也(北海道大学大学院農学研究院)
(18:20-18:25 休憩)
18:25-18:55
  討論・意見交換
19:00 閉会

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