2011年8月26日金曜日

エコツーリズムに関する本ができました

エコツーリズムに関する本の執筆に係わりました。自然環境への影響とモニタリング、現場のマネジメント、法制度などの部分を分担して執筆しました。日本交通公社のみなさんとかかわった沖縄県のプロジェクトの概要も紹介されています。

以下、内容の紹介です。


エコツーリズムの推進か自然環境保全か、エコツーリズムによる自然環境の賢明な利用とは何かに悩む現場担当者に向けた、現場必携の指南書!

国内各地のエコツーリズムの現場で役立つように、エコツアーによる自然環境への影響を整理したうえで、自然環境・地域社会を活用しながら保全も進める「共生型のエコツーリズム」とその具体例を紹介し、エコツーリズムによる地域の自然環境の価値ある活用をデザインするための「戦略」を解説。


<目 次>
1章 地域資源を活用するエコツーリズム
1.1     知床エコツアー体験
1.2     エコツアーからエコツーリズムへ
1.3     エコツーリズムにおける資源利用とその課題
2章 エコツアーと地域資源の保全
   2.1 エコツアーによる自然環境への影響とモニタリング
   2.2 エコツアーによる社会・経済への影響とモニタリング
   2.3 自然観光資源の現場のマネジメント
   2.4 エコツアーガイドの役割
   2.5 エコツアーガイドの実際
3章 エコツーリズムと地域資源マネジメント
   3.1 エコツアーから自然環境のマネジメントへ
   3.2 エコツーリズムによるマネジメント
   3.3 エコツーリズムと法制度
4章 <事例>地域資源の保全と利用の実際
   4.1 原生自然におけるエコツーリズム――知床(北海道)
   4.2 コウノトリ・ツーリズム――豊岡(兵庫県)
   4.3 狩猟と共存するエコツーリズム――片野鴨池(石川県)
   4.4 海洋型エコツーリズム――九十九島(長崎県)
   4.5 エコツーリズム対象地の評価――沖縄県
5章 エコツーリズムによる地域資源の保全と利用の戦略




<編著者紹介>
【編著者】
 敷田麻実:オーストラリアジェイムズクック大学大学院修了、Graduate Diploma of Science
            金沢大学大学院社会環境科学研究科博士課程修了、博士(学術)
      野生生物保護学会前会長
      現 在:北海道大学観光高等研究センター教授

 森重昌之:北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士後期課程修了、博士(観光学)
     現 在:阪南大学国際観光学部専任講師

【著 者】
  愛甲哲也:北海道大学大学院農学研究院准教授
 菊地直樹:兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師/兵庫県立コウノトリの郷公園研究
 庄子 康:北海道大学大学院農学研究院准教授
 寺崎竜雄:財団法人日本交通公社観光調査部長
 寺山 元:公益財団法人知床財団普及研修係長
 西村千尋:長崎県立大学経済学部教授
 日高哲二:ポロト案内舎エコツアーガイド

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