2011年7月16日土曜日

美瑛富士避難小屋

本日、美瑛富士避難小屋周辺の清掃に行ってきました。
小雨が降っていましたが、前日からかなり雨が降っていたようで、登山道はほとんど川のようになっていました。途中の雪渓には例年より多く雪が残っていました。白金温泉から登って、避難小屋手前のいつもよくすべるあたりには、昨年から美瑛山岳会で木道を整備されており、大変歩きやすくなっていました。



小屋の周辺には、トイレ紙が3カ所、ウェットティッシュ1カ所もありました。ゴミは少なかったです。小型の買い物袋一つ分くらい、小屋の中のゴミと放置されていた2Lのペットボトル一つを回収してきました。



はっきりしていない小屋の利用者数を記録するためのノートを、新しいものに交換してきました。小屋の内部は、屋根の内側の板が少し痛んできており、壁にかびも多少あります。入り口横のガラスにひびが入っていました。これらの状況は、地元山岳会の方に報告済みです。


2011年7月13日水曜日

8/5「環境と社会」研究会第3回のご案内(山田伸一「明治期初期北海道のシカ猟規制」)【転載歓迎】

みなさま

「環境と社会」研究会のご案内をさせていただきます。
今回は、近頃『近代北海道とアイヌ民族:狩猟規制と土地問題』(北海道大学出版会)を上梓された山田伸一さんに明治期におけるシカ猟規制とアイヌ民族のかかわりについて報告していただきます。
ぜひ、お誘い合わせの上、ご参加ください。
(申し込み不要です)

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「環境と社会」研究会第3回
8月5日(金)18:00~20:00
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)3階308教室
報告者:山田伸一(北海道開拓記念館学芸員)
報告題目:明治期初期北海道のシカ猟規制

報告概要:明治の初め、北海道開拓のために置かれた役所である開拓使は、お雇い外国人の意見を参考にして、シカ猟の管理に乗り出します。管理制度の導入からそれが失敗に終わるまでを、アイヌ民族との関わりに焦点を当ててたどります。
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(研究会のあと懇親会も予定しています)

山田伸一さんは1968年秋田市生まれ。1992年京都大学文学部卒業。1995年北海道大学大学院文学研究科修士課程(日本史)修了。1996年より北海道開拓記念館に学芸員として勤務。主著に『近代北海道とアイヌ民族:狩猟規制と土地問題』(北海道大学出版会、2011年)『アイヌ民族近代の記録』(小川正人との共編、草風館、1998年)など。


問い合わせは、私でもよいですし、下記の宮内先生まで。
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宮内泰介
北海道大学大学院文学研究科 地域システム科学講座
060-0810 北海道札幌市北区北10条西7丁目
tel&fax: 011-706-4150
miyauchi@let.hokudai.ac.jp
http://miya.let.hokudai.ac.jp/

2011年7月12日火曜日

黒岳トイレのオガクズ交換

昨日、上川総合振興局および関係者のみなさまと一緒に、黒岳トイレのオガクズ交換に同行させていただきました。オガクズバイオトイレの容量の不足、電力の不足によって、オガクズがべちゃべちゃになり、分解がうまくすすんでおらず、当初の想定を超えるオガクズの交換を強いられ、コスト的にも、労力面でも、関係者が大変苦労されているトイレです。

約12人で3時間ほどの作業でした。便座をとりはずし、処理槽を攪拌するペダルを踏みながら、便槽のなかのオガクズを2重にした袋にくみ出していきます。袋は最終的に3重にして、トイレの後ろに堆積し、シーズン終了時にヘリで搬出するそうです。黒岳トイレには4つの便槽があり、一つから10袋弱(一袋約15kg)でした。まだ連休前であったことなどから、今回はオガクズがそれほどべちゃべちゃになっていなかったのでくみ取りも楽で、量も思ったより少なかったと言われてました。まだ電気は接続する前でしたので、やはり容量の問題なのでしょうか?

今年は、トイレで大小どちらを使ったかの記録や、便槽内の温度の計測、オガクズの湿り具合のチェック、登山者の使用状況や今後の対策に関する意識調査などが予定されています。みなさまも、黒岳に寄られた際には、是非ご協力ください。

中腰で、湿ったオガクズを、においに苦しみながらくみ取り、袋詰めして、運んで。かなりの重労働です。なんとか、改善していきたいものです。




2011年7月6日水曜日

第2回地域指定制自然公園の有効性・課題検証国内専門家会合開催のお知らせ

標記の会合が昨年につづき、開催されます。私は2日目に大雪山の事例を報告する予定です。関係者が集まってつくった登山道の管理水準、ROS ( Recreation Opportunity Spectrum)を下敷きに、登山道の周辺環境や立地、利用の在り方から、整備の方向性を区分したその手法は、注目を集めました。が、その後の運用はいかに。。。

会合全体の詳しい内容は、WCPA-J(世界保護地域委員会日本委員会)のHPをご覧ください。



日程:7月23日(土)~24日(日)
場所:東京農工大学府中キャンパス 大学院連合農学研究科棟4階第2会議室
お申込方法:7月18日(月)までに事務局橋本さんへ(mhashimoto@aiu.ac.jp)