2008年9月20日土曜日

いよいよ編集した本の発売です

登山道の本につづき,シリーズの2巻目が発行されます。よろしくお願いします。

自然公園シリーズ 2
利用者の行動と体験

編著者小林昭裕・愛甲哲也 編著
本体価格3,800円(税別)
ISBN978-4-7722-4103-8
判型A5
頁数270ページ

★どこまで人が増えたらオーバーユースなのか? 混雑度や観光客の不快感を科学する  シリーズ第2回配本

[主な内容]
自然公園の保全と管理を目的としたシリーズの第2弾。オーバーユース(過剰利用),観光客のアメニティ(満足感),混雑による不快感,山のトイ レ,スノーモービルやモーターボートが与える不快感など,観光にかかわる人間の感覚を定量的に分析し,自然公園管理のあり方を提案する。

[主な目次と執筆者]
第1部: 自然公園で起きている問題
 第1章: 収容力の概念(加藤峰夫)
 第2章: 自然公園制度の対応(中島尚子)
 第3章: 利用圧とインパクトの把握(小林昭裕)
 ボックス1: 北海道の山のトイレ問題の研究と解決への取組み(愛甲哲也)
第2部: 登山者の数と動きをとらえる
 第4章: 公園利用調査の必要性(青木宏一郎・青木陽二・小口傑)
 第5章: カウンターによる利用者数の把握(枚田邦宏)
 第6章: 赤外線カウンターと入林届による登山利用者数の推定(山口和男・庄子康・八巻一成)
 第7章: 利用動態のシミュレーション(愛甲哲也)
 ボックス2: 北海道石狩海岸にみる砂浜海岸が抱える問題(松島肇)
第3部: 登山者の心理と評価をとらえる
 第8章: 利用体験の質を左右する要素(小林昭裕)
 第9章: 利用体験の質を把握する手法としての満足度(小林昭裕)
 第10章: 社会的収容力と混雑感(愛甲哲也)
 第11章: 現場における混雑感評価と収容力-尾瀬ヶ原を事例として(麻生恵・一場博幸・下嶋聖)
 第12章: 自然公園の経済学的価値の評価(庄子康・橋爪智也)
第4部: 自然と利用に配慮した公園計画と管理手法
 第13章: 適正収容力の概念と計画手法(小林昭裕・愛甲哲也)
 第14章: 知床での適正利用に向けたゾーニングと利用ルール(小林昭裕)
 第15章: 利用体験を考慮した自然公園管理のあり方(八巻一成)
 第16章: 公園管理への展望(小林昭裕)
 ボックス3: 自然公園利用“リスクと向き合う”(小林昭裕)
 ボックス4: 自然公園をより深く知るための参考図書リスト
 ボックス5: 自然公園をより深く知るためのホームページアドレス集

★自然公園シリーズ<全3巻> *既刊
第1巻 登山道の保全と管理(渡辺悌二編著)=第1回配本
第2巻 利用者の行動と体験(小林昭裕・愛甲哲也編著)=第2回配本
 第3巻 国立公園の法と制度(加藤峰夫著)=第3回配本

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